社会保険の電子申請をめぐる案内が、2026年10月に相次いで更新されました。全国健康保険協会(協会けんぽ)は2026年10月2日付で、電子申請に関する留意事項のページとして「【電子申請】入力内容の保存方法について」を掲載しています。また東京労働局は、育児休業給付(電子申請分)の申請処理状況を令和8年10月6日現在の内容に更新しました。いずれも社労士・人事労務担当者が日常的に使う電子申請まわりの情報です。

協会けんぽが「電子申請 入力内容の保存方法」の案内を掲載

協会けんぽは、電子申請の「重要なお知らせ・留意事項」に位置づけられるページとして、入力内容の保存方法に関する案内を2026年10月2日付で掲載しました。電子申請の操作手順にかかわる案内であり、顧問先の社会保険手続を代行する事務所にとっては、入力途中のデータの取り扱いに影響し得る情報です。

本稿作成時点で確認できる一次情報は、協会けんぽの当該ページの掲載そのものです。対象となる手続の範囲、保存の具体的な操作手順、保存したデータの有効期間といった細部については、必ず出典のページ本体をご確認ください。一次情報に記載のない手順や制限を推測で補うと、申請のやり直しや期限超過につながるおそれがあります。

実務上は、電子申請を担当する職員が複数いる事務所ほど、操作方法の変更や注意事項の周知が遅れがちです。協会けんぽの案内は留意事項として整理されているため、事務所内のマニュアルや手順書を運用している場合は、記載内容と齟齬がないかを突き合わせておくと安全です。

育児休業給付の電子申請処理状況を東京労働局が更新

東京労働局は、育児休業給付(電子申請分)の申請処理状況について、令和8年10月6日現在の情報を公表しました。同局はこの処理状況を継続的に更新しており、電子申請で提出した育児休業給付の支給申請が、現時点でどのあたりまで処理されているかを把握する手がかりになります。

給付の支給時期に関する問い合わせは、顧問先の従業員本人から人事労務担当者に寄せられることが少なくありません。どの時点の申請分まで処理が進んでいるかを公表情報で確認したうえで回答すれば、担当者と本人の双方にとって見通しが立てやすくなります。具体的な処理の進捗日付は更新のたびに変わるため、回答の前に最新の公表内容を確認する運用が現実的です。

社労士・人事労務担当者が次に確認すべきこと

  • 協会けんぽの「【電子申請】入力内容の保存方法について」の本文を確認し、自事務所・自社の電子申請の手順書と内容が合っているかを点検する
  • 電子申請を担当する複数の担当者に、留意事項の更新があった旨を共有する
  • 育児休業給付の支給時期について問い合わせを受けた場合に備え、東京労働局が公表する電子申請分の処理状況を、回答前に最新版で確認する運用にしておく
  • いずれの案内も内容が随時更新される性質のため、月初など時期を決めて出典ページを見直す

今回の2件は、制度そのものの改正ではなく、電子申請の運用・処理状況に関する情報提供です。改正対応のように期限が決まっているものではありませんが、日々の手続の速度と正確性に直結します。労務管理の実務フローに組み込み、顧問先への案内が必要かどうかを判断してください。詳細は各出典をご確認ください。